4月に入り、ようやく過ごしやすい季節になりました。そろそろ自動車のタイヤも、冬用から夏用に履き替えた方が多いでしょう。その際、タイヤの溝が思ったより減っているのに気づいて、「新しいのを買った方がいいのかな」と不安になることもあると思われます。タイヤは消耗品ですから、寿命が近づいてきたら早めに交換しなければなりません。
交換時期の目安となるのが、いわゆる「スリップサイン」です。道路運送車両法の保安基準では、タイヤの溝は「いずれの部分においても1.6mm以上(2輪車は0.8mm以上)」と定められています。そのためどのタイヤでも、溝が1.6mm以下になるとスリップサインが出てきて、交換時期がわかるようになっているのです。1ヶ所でもスリップサインが出たら、すぐにタイヤを交換しましょう。
では、具体的なタイヤの寿命はどのくらいなのでしょうか? 一般的に、自動車のタイヤは5,000km走ると1mm摩耗するといわれています。新品のタイヤの溝は約8mmですから、単純計算では3万2,000km走行すると寿命を迎えることになります。もちろん、走る道の状態などにも左右されるため、タイヤを目で見て確認することが大切です。
さらに、タイヤのゴムの経年劣化にも注意しなければなりません。メーカーでは、タイヤの消費期限を4年~5年程度としています。まだ溝が残っていて外見上は何も異状がなくても、古いタイヤは劣化している可能性がありますから、新しいものに買い換えた方がいいでしょう。
アイアンドアイでも、事故のないよう日々の車両・タイヤ点検を欠かさず行っています。タイヤの寿命が近づいてきたら速やかに交換し、安全運転に努めておりますので、安心して配送をご依頼ください。