皆さんこんにちは。
千葉県千葉市を拠点に、茨城県ひたちなか市、東京都江東区でネットスーパーの配送、企業専属便を手掛けているアイアンドアイです。
トラックドライバーの交通事故は後を絶えません。全日本トラック協会がまとめたデータによると、事業用トラックの死亡事故は、今年の9月ではおよそ118件。例年の傾向をみると、年末にかけ増加傾向にあるようです。今年も大寒波が予想される冬。これからの季節に向けて、ドライバーの皆さんに気をつけて頂きたい注意点をまとめました。
■こんな症状はありませんか?一つでも当てはまると要注意です!
・腰痛
腰痛は、ドライバーにとっては深刻な職業病の一つです。厚生労働省がまとめた「業務上疾病調」によると、2019年における業務上疾病(休業4日以上)の発生件数は1万5,038件で、そのうち腰痛が5,616件(非災害性を含む)を占めています。運輸交通業と貨物取扱業から陸上貨物運送業、つまりトラックドライバーに絞ったデータで見てみると、40歳代前半までで発生率は4倍~6.6倍にもなると言われています。腰を痛めないために、普段から正しい姿勢を保ち、腰に余分な負担をかけないように意識しましょう。
・運転中の居眠り運転
誰でも睡眠不足だと陥り勝ちな運転中の居眠り運転。居眠り運転での事故は、ブレーキを踏んで減速したりハンドルを切って危険を回避できないため、ノンブレーキで歩行者や障害物に衝突する可能性があります。死亡事故や、他の複数の車を巻き込むような重大な事故につながる可能性があります。
居眠り運転の大きな原因は睡眠不足です。運転前夜には、7時間以上眠るのが適切な睡眠時間とされています。睡眠時間が少ないほど居眠り運転の発生確率は高まります。米高速道路交通安全局と全米自動車協会交通安全財団の調査によると、自動車事故のリスクは、7時間以上の睡眠に比べて6~7時間睡眠では1.3倍、5~6時間の睡眠で1.9倍、4~5時間だと4.3倍、4時間未満では11.5倍になります。
・肩こり
同じ体勢で運転席に座っているトラックドライバー。ずっと同じ体勢でいると、肩や腰も痛くなることはないでしょうか?肩こりの主な原因は、運転姿勢が悪いこと、緊張やストレス、長時間の運転などがあげられます。厚生労働省が定めたルールによると、トラックの連続運転可能時間は4時間が限度とされています。4時間以内であれば1回の休憩につき10分以上の時間を確保することを条件に、休憩時間を分解してもいいようです。
■健康管理ってどうすればいいの?
健康管理の重要なポイントは、「十分な睡眠をとること」。睡眠不足になると、思考力の低下からとっさの判断が難しくなるようです。車酔いによる体調悪化のリスクも挙げられています。仕事の都合によっては十分な休憩時間が確保できないかもしれません。睡魔に襲われないためにも早めの就寝を心掛けてください。
また、健康管理で忘れてはいけないのが、健康診断。
会社に属している方であれば、年に1度は健康診断に参加できるので、忘れずに受診しましょう。健診結果が出たら、異常がないかを確認します。受診しておわりではありません。特に所見に「要再検査」や「要精密検査」、「要治療」などがあればその指示に従い、医師の診断を受けるように促しましょう。忙しい場合でも時間を作って必ず受診させてください。また、所見に「要注意」、「要経過観察」などがある場合は、ドライバーに対して生活習慣の改善に努めるよう指導しましょう。
■無理は禁物。危ないと思ったらすぐに病院へ
健診の結果だけではなく、普段からもドライバーの健康状態に注意し、異常がいないかを確認しましょう。
少しでも異常を感じたら、早めに病院に行きましょう。何かがあってからでは遅いのが、この業界の特徴。自分の体調に気を配りながら、日々の業務をこなしてください。
アイアンドアイでは「もしも」の事故に備え、各種保険に適切に加入しております。もちろん、業務中は安全を何よりも優先し、交通事故などのトラブルの発生自体を防いでいます。ドライバーの健康管理や無理のない運行計画の策定など、サポート体制も万全です。お荷物の配送のご依頼がある時は、どうぞ安心してアイアンドアイにご相談ください。